転職を早期に決めると受け取れる再就職手当

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転職を早期に成功させると受け取れる再就職手当

会社を辞めて雇用保険から求職者給付を受給しているとします。求職者給付には、所定給付日数というものがあります。所定給付日数とは、簡単に言えば、求職者給付を受けることができる日数のことです。この日数は、退職した理由や前の会社での勤続年数などにより定まります。

 

原則として退職の理由が再就職に対する時間的余裕なく退職を余儀なくされることが多い解雇や倒産である場合、また前の会社での勤続期間が長かった場合には、所定給付日数は多くなります。

 

求職者給付を受給し始めてすぐに再就職を決めた場合

 

求職者給付を受給して求職活動を始めたところ、運よくすぐに再就職先が見つかる場合があります。

 

再就職手当を受け取った人

再就職先が決まることはよいことですが、この場合には所定給付日数の大部分が受給できずに残ってしまい、本来は受給できたはずの手当の相当な部分が受給できなくなることになります。

 

この場合には、早期に再就職をするとかえって求職者給付をもらい損ねて損をするため、早期に再就職をしようとする求職者のインセンティブを阻害します。そのため、所定給付日数の相当部分を残して再就職をした求職者の方には再就職手当という手当が受け取れることになっています。

 

所定給付日数の2/3以上を残して最就職された方が受け取れる再就職手当

再就職手当をもらう

再就職手当が受け取れるのは、所定給付日数の1/3以上を残して再就職をした場合です。

 

例えば、30歳未満、雇用期間満了による退職、前の会社での雇用保険の被保険者期間が3年の一般の方ですと、所定給付日数は90日です。

 

この方が、求職の申し込みをして待機の7日間が経過すると、求職者給付の受給が始まります。しかし、求職者給付を受給してすぐ、例えば20日目で再就職先が決まったとします。まず、待機完了から再就職先が決まった20日目までは求職者給付が支払われます。

 

しかし所定給付残日数は90日-20日で70日となります。この場合には所定給付日数の2/3以上を残して早期に再就職した者に該当し、基本手当の基本残日数の60%の再就職手当の受給ができます。

 

例えば、この方の離職前6ヶ月間の賃金を180で除した金額(賃金日額)が8,500円だとすれば、基本手当日額が5,421円になります。ですから再就職手当は5,421円×70日×60%で227,682円となります。結構大きな金額です。

 

所定給付日数の1/3以上を残して最就職された方が受け取れる再就職手当

 

また、同じ方が、求職者給付の受給を始めてから50日目に再就職先が決まったとします。この場合には、所定給付残日数は90日-50日で40日となります。所定給付日数の1/3以上を残して早期に再就職した者に該当し、基本手当の支給残日数の50%の再就職手当が支給されることになります。

 

基本手当の日額を5,421円としますと、5,421円×40日×50%で108,420円となります。なお支給残日数が1/3未満、すなわちこの例では、求職者給付の受給を始めてから61日目以降に再就職が決まった場合には、この再就職手当は支給されませんから注意が必要です。

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